2018年3月
大館市の「空き家バンク」に登録されている物件を内覧しました。

コンクリートブロック造であるため「古民家」の部類には入りませんが、
さりげなく手を加えた部材が使用されていたり、
窓は当時のまま懐かしさを覚える金物が使われていたりと、
私としては萌える建物でした。

この物件を購入した場合の改修設計と工事費積算をし、
それを事業計画書に反映させる作業を始めました。
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2018年4月~6月
「事務所兼住宅」+「ゲストハウス」として設計しました。

最低限寝泊まり出来る設備を整えるところまでは自分で費用を出し、
仕上げ工事はいろんな人を巻き込んで、
一緒に「つくる」体験ができる建物にしようと計画しました。

工事費を反映させ事業計画書をまとめあげ、、
それをもとに大館商工会議所の個別経営指導(全4回)を受け始めました。
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2018年7月
3回目の個別経営指導で、衝撃の事実が判明しました。
① 車もPCも事業用の部分が曖昧なので補助金対象から外れる
② 「事務所兼住宅」の場合、事務所部分(50m2のうち10m2)の改装費のみ補助金対象
③ 実績がないので創業・住宅ローンの融資も期待できない。

つまり、PCがあれば仕事が出来る私の場合、
創業支援補助金はホームページ作成の半額が手元に戻ってくる程度(20万円くらい?)

補助金をあてにして事業を興す訳ではないのですが、
これだと「建築士」が移住した先で補助金を有効に活用して事業を興すモデルにはなれません。
大館に実家があるから地元に戻って事業を興すという人と比べて、
地元じゃないから住むところもない私は非常に条件が悪い、
生まれ故郷ではない大館での創業は厳しい、と感じた出来事でした。

------------------------------------【まとめ】
・サラリーマンのうちに副業で実績をつくった方が有利
・「購入」しないと補助対象者になれない
・物件購入はリスクが高い
・100%事業用で補助対象になり得る
・個別経営指導を受けるためにかかる費用(旅費交通費)と補助金の額を比べた方が良い(赤字になり得る)

つづく

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